洗剤の話

汚れと洗浄について

~えり汚れのモデル~

皮脂
繊維に皮脂やタンパク質とともに空気中のダストが付着する。
タンパク質
皮脂やタンパク質が、繊維とダストの接着剤になっている。
ダスト
ダストにより色が暗色になる。

~洗浄の仕組み~

アルカリ成分 油分・タンパク質を膨脹させる。
キレート剤 洗浄を阻害する硬度成分
(カルシウムCa・マグネシウムMg)を無害化する。
酵素 汚れを固着させているタンパク質を
分解・除去する。
界面活性剤 汚れを繊維から引き離す。
汚れを包み込み、水中に分散させる。
逆汚染防止剤 汚れの再付着を防止する。
漂白剤 黄変した汚れを分解・除去する白度を上げる。
蛍光剤 見かけの白度を上げる。

 

界面活性剤について

~界面活性剤の構造~

アルカリ成分 水になじみやすい部分が、
マイナスの電荷をもっている。
キレート剤 水になじみやすい部分が、
プラスにもマイナスにも
なっていない。
酵素 水になじみやすい部分が、
プラスの電荷をもっている。

※陰イオン系と陽イオン系を混合すると、反応し界面活性を失う。

~界面活性剤の働き~